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LIFE “ちえい蔵“

遺族厚生年金は夫の年金の4分の3ではないことに注意! エクセル計算で確認!

遺族厚生年金はいくら貰えるのか。残された遺族に対して支給される公的年金のため税制上も非課税扱いですが、亡くなられた方がサラリーマンの場合は、遺族厚生年金と遺族基礎年金の合計が支給され、遺族厚生年金は報酬比例部分の4分の3で、遺族基礎年金は「定額(779,300円)+子の加算額」の合計がエクセル計算で求められます

年金暮らしの配偶者(夫・妻)が亡くなるということは、収入が確実に減ることを意味しています。夫が亡くなった場合は、純粋に老齢厚生年金の4分の3を遺族に支給されるのであって、加給年金や老齢基礎年金は含まないことに注意が必要です。そして、妻が65歳になった時点で受給方法が変わります♪
遺族年金の選択方法は、遺族厚生年金の額と自分自身の老齢厚生年金の額と比較して、老齢厚生年金の方が少ない場合にその差額を遺族厚生年金として支給されるのです。なお、遺族厚生年金は税制上「非課税」扱いとなります。また、妻は遺族年金を貰いながら、60歳になるまで老齢基礎年金の保険料は払い続けないと満額貰えないので注意が必要です♪

■遺族厚生年金の算定(概算)
条件:
妻25歳(専業)主婦で、夫30歳で死亡( サラリーマン歴:10年)
夫の平均標準報酬月額:25万円
子供:3歳(女)
子供:1歳(男)


エクセルデータ:<遺族厚生年金の計算式>・・・マクロは含んでいません

<遺族厚生年金の模式図>

遺族厚生年金:

  • 夫の死亡時に30歳未満の子がいない妻は、夫死亡から5年間の有期支給となる。30歳以上で、生計を同一に維持されている場合は一生涯の遺族厚生年金が支給される。但し、再婚した場合は消滅します。
  • 子のある配偶者、子(子とは18歳到達後の年度末前であること。20歳未満で障害年金の障害等級1・2級の障害者に限る)は、遺族基礎年金も併せて受けられます。いずれも未婚であること。
  • 55歳以上の夫、父母、祖父母は、加入者が死亡時に55歳以上であること。但し、支給開始年齢は60歳からとなる。・・・順位は、配偶者及び子、次に父母、次に孫、次に祖父母の順となる。
  • 遺族は、死亡者と生計同一で、かつ年収が850万円未満であること

◆短期:遺族厚生年金=報酬比例の年金額×300/全被保険者月数×4分の3
(被保険者期間の月数が300に満たない時は300月(25年×12ヵ月)として計算する)
◆長期:遺族厚生年金=報酬比例の年金額×4分の3

報酬比例部分(A+Bの額):
【H15年3月までの期間分】
A:平均標準報酬月額×報酬比例部分の乗率×組合員期間の月数
【H15年4月以降の期間分】
B:平均標準報酬月額×報酬比例部分の乗率×組合員期間の月数
※平均標準報酬月額(平成15年3月以前):標準報酬月額(給料)の平均額としている
※平均標準報酬月額(平成15年4月以降):給料と賞与も年金額に反映している

中高齢寡婦加算
◆子のいない妻や子が18歳到達後の年度末後にある場合、又は障害年金の障害等級1・2級の障害者が20歳に達すれば支給されなくなりますが、厚生年金に原則20年以上加入していた夫の死亡時に、妻が40歳以上65歳になるまでの間、生計を維持されていた場合は妻に中高年の寡婦加算が支給される。
◆妻が65歳になると自分の老齢基礎年金がもらえるため、中高齢の寡婦加算はなくなり経過的寡婦加算に切り替わる。

経過的寡婦加算:
◆妻が65歳になると中高齢寡婦加算が終了し老齢基礎年金に切り換わるが、その額が中高齢寡婦加算の額に満たない場合に、昭和31年4月4日以前に生まれた妻に対して中高齢寡婦加算の額になるよう生年月日に応じて補填される。

遺族基礎年金:
遺族基礎年金:779,300円(平成29年度)+子の加算
◆妻が40歳以上になった後も、子が18歳到達後の年度末まで遺族基礎年金がもらえる。その後は妻が65歳になるまでの間、中高齢の寡婦加算が支給される。
◆妻が65歳になった時点で、自分の老齢基礎年金に切り替わる。
◆遺族基礎年金は、「子のある配偶者又は子」であり、配偶者は子と生計同一であることが必要である。子のない妻は、そもそも遺族基礎年金は受給できない。

■まとめ
例えば、夫婦が年金暮らしで、その一方が亡くなった場合に配偶者は遺族年金を貰うことになる訳ですが、夫婦二人で貰っていた年金合計よりも少なくなるので生活に支障を来たします。なので、キャッシュフローを作成する場合は、遺族年金を受給する時期が重要になってくる訳です。タブーかもしれませんが現実問題として何れは訪れる問題なのです。♪♪

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