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LIFE “ちえい蔵“

養老保険と個人年金保険の比較をシミュレーション!

一定の条件に合う養老保険の平均月額保険料30,856円(3社平均)に対する満期の平均返戻率が96%(元本割れ)、個人年金保険の平均月額保険料が23,674円に対する10年確定年金では、年72万円~120万円(年平均利回り:0.11%)の年金受取りとなります。

1980年代のバブル期の養老保険や個人年金保険は予定利率が5%以上もあり、貯蓄性の高い商品として人気があったが、予定利率が下がるに連れて運用利回りも下がり、商品を廃止する保険会社もでてきている。両保険の特徴について詳しく比較してみました。

■養老保険の特徴と参考例

  • 満期保険金は保険料払込総額(元本)を下回る商品が多い。
  • 平均月額保険料:30,856円(条件・・・3社平均 契約者:30歳 保険期間:60歳 保険料払込期間:60歳(30年) 死亡保険金:1000万円)に対する満期の平均返戻率:96%(元本割れ)であった。
  • 養老保険は貯蓄と保障を兼ね備えた保険と言われていますが、例題では、契約期間中に亡くなった場合は死亡保険金1000万円でますが、保険料に対する貯蓄部分の構成比が他の保険商品よりも低く設定(還元率が低い)されているため、保険料払込総額よりも少ない満期保険金(1000万円)となっている。終身保険と違い保険期間は60歳までが多く、男子の平均寿命は81歳なのに対して、60歳前に死亡保険金が受け取れる商品としてはコストパフォーマンスが落ちる。それをカバーするのが、満期保険金で掛け金よりも多く貰えるのであれば納得するが、元本割れするようだと説得力がない商品に映ってしまう。一部ネット上では、養老保険は貯蓄性が高い商品とのコメントがあるが、保険料が養老保険よりも安くて、保険料払込終了後の解約返戻金が元本割れしない商品はいくらでもあることを考えると、なぜ養老保険が残っているのか分からない。

養老保険の例>:28,180円/月×12月×30年(30歳~60歳)=10,144,800円>満期保険金1000万円
返戻率:10,000,000/10,144,800=98.6%(元本割れ)・・・保険料が高過ぎるし、死亡保険金や満期保険金も元本割れする商品である。バブルの頃は予定利率が5%を超えており、保険会社も高い収益性から養老保険は貯蓄性が高い商品として販売されていたが、現在は最低の予定利率(0.25%)で収益性も悪く、運用利回りが予定利率を下回る「逆ざや」が生じていることもあって、一部の保険会社では販売停止しているところもある。

終身保険の例>:払込保険料累計(月払保険料 23,322円(終身と医療含む)×12ヵ月×30年=8,395,920円
保険料払込期間満了直後の解約払戻金 :8,711,800円
返戻率:8,711,800 円/8,395,920=103.8 % (年平均利回り:3.8%/30年=0.13%)

<養老保険>・・・模式図

■個人年金保険の特徴と参考例

  • 保険料払込期間終了後、60歳又は65歳からの10年確定年金としての受取りが多い
  • 死亡保険金は月払い保険料×保険料を払い込んだ月数・・・(既に払い込まれた保険料相当額
  • 保険料払込期間中に途中解約すると、解約返戻金額が払込保険料累計額を下回り元本割れするケースが多い。

<例題1>・・・年金受取り開始60歳~

  • 平均月額保険料:23,674円(条件・・・3社平均 契約者:30歳 保険料払込期間:60歳(30年) 死亡保険金:既払込保険料相当額、10年確定年金)に対する平均年金受取率:103.4%(年平均利回り:0.11%)であった。

<例題2>・・・年金受取り開始65歳~

  • 平均月額保険料:11,100円(条件・・・3社平均 契約者:30歳 保険料払込期間:65歳(35年) 死亡保険金:既払込保険料相当額、10年確定年金)に対する平均年金受取率:104.3%(年平均利回り:0.12%)であった。
  • 個人年金保険も貯蓄と保障を兼ね備えた保険ですが、養老保険の場合は、契約期間中に死亡した場合は死亡保険金1000万円がでますが、個人年金保険では、保険料払込期間中に死亡した場合は払い込まれた保険料相当額が支払われるだけです。例えば、例題1の計算例で契約から10年後に死亡した場合は、23,674円×12ヵ月×10年=約284円(元本相当)が支払われることになります。また、途中解約は元本割れします。年平均利回りは、10年確定年金として受け取った場合でも0.11%程度となっています。この商品も低金利時代の影響で利回りが低い商品となっており、低解約返戻金型の終身保険の方が、途中解約(元本割れ)しない条件であれば、60歳前で死亡した場合でも死亡保険金が1000万円がでますし、保険料の払込終了後は元本以上の解約返戻金が戻ってくる。どうでしょうか。でも30年間は長いですよね。
  • それから、個人年金保険の特徴として、模式図にもあるように、確定年金か保証期間付き終身年金の選択があることです。・・・下記で詳細説明

<個人年金保険(確定年金)>・・・模式図

<確定年金>・・・コメント

  • 60歳で保険料払込期間終了後は、10年間の確定年金が支払われる。途中で死亡した場合でも遺族に年金が支払われるが、積立した貯金を遺族に支払われるのは当然であるので、一括支払いの選択もあってもよいのではと思う。

<個人年金保険(保証期間付き終身年金)>・・・模式図

<保証期間付き終身年金>・・・コメント

  • 60歳で保険料払込終了後は、10年間の保証期間と、それ以降は一生涯(終身)年金が支払われる商品です。例題で試算してみると、保険料払込総額=23,674円×12月×30年=8,522,640円  853万円÷35.7万円/年(年金)=24年  よって、84歳前で亡くなった場合は元本割れする商品であるという試算になります。いわゆる24年確定年金と言ってもいいでしょう。84歳以上長生きできる自信のある方はメリットがあると思います。
  • 年間35.7万円(年金)×21年(平均寿命81歳)=750万円<853万円(保険料総額)で、男子の平均寿命81歳では元本割れとなります。

■まとめ

養老保険と個人年金保険は、2017年度の各保険会社のデータに基づいて試算しておりますので、保険加入にあたっては、各保険会社に問い合わせください。

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